波平「母さーん!飯はまだかー?」フネ「さっき食べたでしょ」

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こんばんはd-skです(人´∀`).☆.。.:*・゚

 

去年母親が転倒して入院して、一応杖で歩けるようになったのですが

1人で実家にいるので、何かと心配。

していると・・・

また転倒して、骨折→入院→家→ベッドから落ちる→骨折→入院

流石にもう怖いので介護付きのマンションに移る事にしてもらった。

 

 

やっと集中してトレード出来るようになった・・・

 

当然、何時迄も生きている訳じゃないし大事にしないといけない。

どんな人でも親なんて世の中に二人しか存在しないものね(*´・ω・)(・ω・`*)

 

たまたまこう言う話を見つけた

 

ちょっと長いけど暇な時に読んでみてね。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 

以下引用

 


波平「母さーん!飯はまだかー?」フネ「さっき食べたでしょ」

波平「….そうか..そうだったか….」
タマ「にゃーんw」

うん?

波平「かあさんは忘れとるのかもしれん、サザエー」

サザエ「はーい、なぁにとうさん」

波平「飯はまだか?」

サザエ「やぁねぇ、食べたじゃない!」

波平「お!?そうか…」

サザエ「もーとうさんったらぼけてきちゃったんじゃない?」

波平「ばっかもん!そういう事を簡単に言うな!ワシはぼけとらん!」

サザエ「いっけない、てへへ」

波平「おかしいな…ワシが忘れとるのか?タラちゃーん」

タラ「はーい、おじいちゃん、なんですかぁ?」

波平「その…タラちゃんはお腹すいてないか?」

タラ「お腹ですかぁ?」

波平「ごはん、食べたくないか?」

タラ「いらないですー、さっき食べたです」

波平「そうか…だよなぁ」

タラ「おじいちゃんおかしいですー」

波平「…おかしい、ワシが忘れとるようだ…」

カツオ「とうさん、かあさんが食後のお茶はいかが?って」

波平「うむ…いただこうか」

カツオ「わかった、言ってくるね」

スー パタン

サザエ「どうだった?」

カツオ「とうさんすっかり信じてるよ姉さん」

タラ「おじいちゃん信じてるですかー」

カツオ「タラちゃんの名演技もあったからね」

サザエ「サプライズパーティーは成功しそうね」

タラ「おじいちゃんびっくりするですー」

サザエ「とうさん自分の誕生日も忘れてるんだから」

カツオ「ふふふ、とうさんはうっかり屋だなぁ」

ワカメ「お姉ちゃん、ケーキ受け取ってきたよ」

カツオ「ワカメ、勝手口から入ってくるとは気が利くじゃないか」

ワカメ「だってサプライズだもん、おかあさんは?」

サザエ「洗濯物干してるわ、まあーおいしそうなケーキ」

カツオ「姉さんのじゃないよ」

サザエ「わかってるわよ!」

タマ「にゃーん」

サザエ「あらタマ、そのお花…」

タラ「おじいちゃんへのプレゼントですかー」

タマ「にゃーん」

ワカメ「えらいわタマ」

タラ「いいこですー」

カツオ「姉さんよりえらいや」

サザエ「カツオ!」

カツオ「えへへ」

フネ「どうしたんです、騒々しい」

サザエ「あ、かあさん、見て、ワカメがケーキ受け取ってきてくれたの」

タラ「タマもお花持ってきたですー」

カツオ「とうさんすっかり信じてるよ、かあさん」

ワカメ「サプライズパーティーきっと大成功よ」

フネ「ケーキ?お花?パーティー?なんですか?」

サザエ「もー、かあさんまで知らない振りしなくていいのよ」

フネ「わたし知りませんよ、なんですか、今日に限って」

カツオ「とうさんの誕生日だからでしょ」

フネ「おとうさんの…?」

ワカメ「おかあさん?どうしたの?」

フネ「なにがです?」

サザエ「…今日とうさんのサプライズパーティーしようって言ってたじゃない」

フネ「…?」

カツオ「かあさん…」

タラ「おばあちゃん忘れちゃったですかー」

カツオ「タラちゃん!」

サザエ「しっかりしてよかあさん!」

フネ「えぇ…サプライズ…パーティーですか…」

タラ「おばあちゃんうっかりしてますー」

カツオ「タラちゃん!」

波平「なんだ騒がしい」

サザエ「とうさん…」

タラ「おばあちゃんがぼけちゃったですー」

カツオ「タラちゃん!いい加減にしなよ!」

タラ「カツオお兄ちゃんこわいですー」

波平「なんじゃと?かあさん、大丈夫か?」

フネ「…えぇ…」

ワカメ「今日とうさんのサプライズパーティーするつもりだったの」

サザエ「でもかあさんすっかり忘れてて…」

波平「なんじゃ、それくらい」

サザエ「えっ?」

波平「それくらい誰にでもある、かあさんも疲れとるんじゃろう」

フネ「えぇ…そうですよね、おとうさん…」ホッ

波平「疲れとる時は寝るのが一番じゃ、ワカメ、かあさんを寝かしてあげなさい」

ワカメ「はぁい、おかあさん行こう、お布団ひいてあげる」

フネ「いえ、でも…」

波平「ゆっくり休みなさいかあさん、心配しなくていい」

フネ「…では、お言葉に甘えて…」

波平「うむ、カツオはタラちゃんと向こうでケーキでも食べなさい」

サザエ「これはとうさんのよ」

波平「どっちみちパーティーはできんじゃろう、また買い直せばいい」

カツオ「でも…」

タラ「わーい、ケーキ食べるですー」

波平「カツオ、行きなさい」

タラ「カツオお兄ちゃん、早く食べるですー」

カツオ「タラちゃん先に食べといで」

タラ「はーいですー」

サザエ「いいの?とうさん」

波平「いいんじゃ」

タラ「うわーい、食べてくるですー」

カツオ「さすがとうさんだね、安心したよ」

サザエ「そうよ、私びっくりしちゃって、余計かあさんを不安にさせちゃったわ」

波平「サザエ」

カツオ「かあさん、そんなに疲れてるなんてなぁ」

サザエ「あんたがイタズラばかりするからよ!」

波平「サザエ、明日かあさんを病院に連れていけ」

サザエ「…え?」
カツオ「…え?」

波平「こういうのは早い方がいい」

カツオ「かあさんは疲れてるんじゃないの、とうさん」

波平「その可能性もある、かあさんを不安にさせる訳にはいかんじゃろう」

サザエ「そんな…でも大丈夫よね?とうさん」

波平「わからん、はっきりさせるために明日病院へ連れていけ」

サザエ「…わかったわ」

カツオ「でも、とうさんの誕生日忘れたからって、すぐには…」

波平「ばかもん、かあさんが…ワシの誕生日を簡単に忘れる訳なかろう」

サザエ「とうさん…」

波平「よっぽどのことでもない限り、そうそう忘れんわい、かあさんはそういう人だ」 


カツオ「とうさん」

波平「ん、こほん、まぁそういうことだ、サザエ明日頼むぞ」

サザエ「わかったわとうさん」

カツオ「なんだ、とうさんののろけじゃないか」

波平「!ばっかもーん!!」

サザエ「いいじゃないのとうさん、そんな照れなくても」

カツオ「いやぁ、両親がラブラブで嬉しいような照れるような」

波平「こら!!サザエ!カツオ!」

サザエ&カツオ「ウッフフフ、ごめんなさーいw」

フネ「大げさなんですよ、おとうさんは」

サザエ「かあさんを心配してるのよ」

フネ「なにもこんな病院まで…」

サザエ「検査したらすっきりするじゃない、大丈夫よ」

フネ「そうかねぇ…」

サザエ「大丈夫だから、ほら、かあさん行ってらっしゃい」

フネ「じゃあ…行ってきます」

サザエ「待合室で待ってるからー」

フネ「はいはい」

サザエ「かあさん…大丈夫よね、きっとなんでもないわ…」

フネ「…ふぅ」

サザエ「かあさん、お疲れ」

フネ「えぇ、サザエ、なんだか疲れたわ」

サザエ「検査なんてなれてないものね」

フネ「そうですよ、サザエお医者さまに聞いといてちょうだい、私休んでますから」

サザエ「わかったわかあさん」

看護婦「磯野さーん」

サザエ「はーい、じゃあかあさん、ちょっと言ってくるわね」

フネ「えぇ、頼みましたよ」

パタパタ

サザエ「…かあさんには聞かれずにすみそうね」

医者「…少し脳が萎縮してますね…」

サザエ「えっ…」

医者「うーん、年のせいもありますが…」

サザエ「先生、あの、母は…」

医者「認知症、ですね、今はまだ軽いですが…」

サザエ「そんな…」

医者「できる限りのことをしていきましょう、認知症はご家族の協力が一番大事です」

サザエ「…はい」

医者「そう気を落とさないで」

サザエ「…はい」

医者「認知症になる方は、今はけっこういらっしゃいますから」

サザエ「…けっこういる…」

医者「昔に比べて、サポートの施設も団体も多いですよ」

サザエ「…でも、認知症の人がいっぱいいても…かあさんは1人だけよ…」

医者「…」

サザエ「私たちのかあさん…」

医者「…そうですよね、失礼いたしました」

サザエ「先生、かあさんはいつか全部忘れちゃうんですよね?」

医者「今はなんとも言えませんが…おそらく」

サザエ「…とうさんに相談しなくちゃ…先生、ありがとうございました」

医者「はい、また…」

サザエ「…かあさん…」

パタパタ

フネ「サザエ、お医者さまはなんて?」

サザエ「…たぶん、疲れだろうって」

フネ「そう、やっぱり、おとうさんが大げさだったわねぇ」

サザエ「かあさんが大事なのよ、とうさんは」

フネ「まぁサザエ、からかうんじゃありません」

サザエ「ウフフw(…かあさん…)」

ガラッ

波平「ただいまー」

フネ「おかえりなさい、おとうさん」

波平「かあさん、今日はどうだったんじゃ?」

フネ「疲れですよ、疲れ」

波平「なぁんじゃ、そうだったのか」

サザエ「とうさん、お風呂わいてるわよ」

カツオ「とうさんおかえり!」

ワカメ「おとうさん、おかあさん大丈夫ってお姉ちゃんが」

フネ「みんなに心配かけたわねぇ」

マスオ「おかえりなさいおとうさん」

タラ「おばあちゃんぼけてなかったですー」

カツオ「タラちゃん!」

タラ「冗談でーす」

波平「みんなかあさんを心配しとったしなぁ」

フネ「えぇ、なんでもなくて良かったですわ」

サザエ「とうさん!お風呂わいてるわよってば」

波平「なんじゃサザエ、わかっとるわ」

サザエ「早く来てよ」

波平「サザエ、せかすんじゃない」

サザエ「とうさん…」

波平「サザエ…もしかして、かあさんは…」

サザエ「うん、認知症って…今はまだ軽いみたいだけど…先生が…」

波平「…なんじゃと…かあさんが…ばかな」

サザエ「とうさん、私たちどうしたらいいの?かあさんはいつか…」

波平「…今々、どうこう言えんな…かあさんを1人にせんことだ…」

サザエ「でも、それだけじゃ」

波平「また病院にも行って、先生に指導してもらわんことには…ワシにはわからん」

サザエ「…かあさん…」

波平「サザエ、泣くんじゃない」

サザエ「でも…」

波平「かあさんはまだ元気だ、しっかりしてる、これからを大事にしてやらにゃいかん」

サザエ「とうさん」

波平「かあさんは大丈夫だ、今までかあさんはずっと穏やかじゃったろう」

サザエ「うん」

波平「かあさんは変わらん、かあさんはかあさんのままだ、お前のかあさんであり、ワシの妻だ」

サザエ「とうさん…」

波平「心配するな、かあさんはワシが守る」

サザエ「…とうさん、かっこいい」

波平「んん?親をからかうんじゃない…」

サザエ「はい…ふふふ」

フネ「サザエ、おとうさん、ご飯ですよ」

波平「ほれ、行くぞ」

サザエ「うん、はーいかあさん、今手伝うわ」

パタパタ

波平「…さて、どうしたものか…」

タラ「すぅーすぅーですー」

マスオ「タラちゃんぐっすり寝てるね」

サザエ「マスオさん」

マスオ「ん?どうしたんだい?サザエ」

サザエ「あの、かあさんのことなんだけど…実は先生に、認知症、って…」

マスオ「えぇーっ!?ほんとかい!?」

サザエ「えぇ、まだ、軽いみたいだけど…」

マスオ「おかあさんが…認知症…そんな…」

サザエ「ねぇ、マスオさん、私、どうしたらいいの?」

マスオ「サザエ…」

サザエ「私、いやよ、ちょっと想像しただけで、耐えられない…」

サザエ「かあさんがいつか…全部忘れちゃうなんて…私のことも、ワカメもカツオも」

マスオ「…」

サザエ「いやよ、どうしたらいいの?とうさんは守るって言うけど、どう守るの…」

マスオ「…おとうさんが言ったことは信じようよ、サザエ」

マスオ「おとうさんはおとうさんにしかできないことをするんだ、」

マスオ「だから僕たちも、僕たちにしかできないことを…」

サザエ「だって…記憶は守れないでしょう!?何かに残しておいても…」

サザエ「かあさんがそれを思い出せなかったら、なにもなかったのと同じよ…」

タラ「むにゃむにゃ…」

サザエ「タラちゃん、起きちゃったのね」

タラ「ママー、なんで泣いてるですかー?」

サザエ「泣いてないわよ、あくびよタラちゃん」

タラ「パパが泣かしたですかー?」

マスオ「ちがうよタラちゃん」

タラ「パパ許さないですー」

サザエ「大丈夫よタラちゃん、寝なさい」

タラ「パパもぼけちゃったですかー?」

サザエ「タラちゃん!」

タラ「おやすみなさいですー」

波平「…かあさんや、起きてるか?」

フネ「ふふ、はい、起きてますよ、どうしたんですか?」

波平「いや…検査のことじゃが…」

フネ「あぁ、疲れでしたよ、おとうさん」

波平「そうか…」

フネ「おとうさんが私を心配してるって、みんなが言うんですよ、からかって」

波平「まったく、しょうがない奴らじゃ」

フネ「うふふ、でも私は嬉しかったですよ、おとうさん」

波平「んん?なんじゃ、かあさんまで…」

フネ「うふふ、はいはい」

波平「…もう寝ようかあさん」

フネ「うふふ、はい」

波平「明日からは、ちょっと、ゆっくりしときなさい」

フネ「はい」

波平「おやすみ、かあさん」

フネ「おやすみなさい、おとうさん」

波平「…」

フネ「すー…すー…」

波平「かあさん…ワシは…」

波平「かあさんになにを、してあげられとったかなぁ…」

波平「なぁ、かあさん…」

○月×日

とうさんに日記をつけるように言われた。日記ってどうやって書くんだったかしら…。

かあさんは、相変わらず。と言いたいけど、ちょっとずつ、変わってきてる。

いつもの料理の味付けがわからない。材料を忘れる。作り方を忘れる。

人の名前が出てこない。電話番号を忘れる。洗濯物を干すのを忘れる。

時々、本当に時々だけど、こういうことが起こるようになった。

今までのかあさんからは、想像つかないわ…。うっかり者は私だったのに。

でも、「サザエ」と呼ぶ声は、いつものかあさんのまま。かわらない。

○月△日

だんだん、かあさんも不安になってきてるみたい…。

「最近、どうしちゃったのかしらねぇ」ってよく言うようになった。

着物着て、縫い物してるかあさんの姿は、ずっとみてきたかあさんの姿なのに。

かあさんの中だけにある記憶は、まだちゃんとあるのかな…。

私のことも、カツオもワカメもタラちゃんも、今はちゃんと覚えてる。

もちろんとうさんのことも。とうさんは、いいなぁ。毎晩一緒に寝てて。

毎晩、どんな話をしてるのかしら。今度、かあさんと一緒に寝させてもらおう。

□月◇日

とうさんが、そろそろ、カツオたちに話そうって言ってきた。

そろそろ…っていうのが、悲しくて、こわい。覚悟を決めさせるってこと…?

カツオたちに、なんて伝えたらいいのかしら。カツオたちは疑ってもない。

「かあさん」「おかあさん」「おばあちゃん」って、今まで通りなのに。

カツオなんてまだまだイタズラをして、かあさんに怒られてる。

カツオがイタズラしても、かあさんが怒らない日が、いつかやってくる。

かあさん、まだ叱っててよ。私やとうさんじゃ足りないのよ。

かあさんが、優しく強く叱ってくれてたから…かあさん。かあさん。

□月×日

今日、とうさんが、仕事帰りにかあさんへ花束を買って帰ってきた。

かあさんは「まぁおとうさん、ありがとうございます」って、

にこにこ、ずーっとお花を見てにこにこしてて、嬉しそうだった。

「おとうさん、どうしたんですか突然」なんて言ってても、にこにこ。

かあさん照れて、顔赤くなっちゃって。私も嬉しかったわよ、かあさん。

かあさん、良かったね。とうさんからの、本当に気持ちのこもった花束よ。

みんな、知らないから、みんなにこにこ。みんな、かあさんの分まで覚えてようね。

明日、カツオたちに話すことに決まった。

カツオ「…え?」

ワカメ「どういうこと…なの?おとうさん…」

サザエ「…」

カツオ「とうさん」

波平「かあさんは…認知症、というやつになったんじゃ」

カツオ「かあさんが…」

タラ「おばあちゃんぼけちゃうです…」

ワカメ「本当なの?お姉ちゃん」

サザエ「…本当よ」

カツオ「やだよ…とうさん、治らないの?ねぇ」

波平「治ることは…ない、ただ、進行をゆっくりとすることはできるらしい」

カツオ「ゆっくりじゃだめだよ、治らなきゃ!」

サザエ「カツオ…」

カツオ「姉さんもとうさんも、かあさんのこと諦めてるの!?」

波平「そうではない」

カツオ「じゃあとうさん、なんとかしてよ!なんとかしてよ!」

サザエ「カツオ…」

ワカメ「おとうさんおかあさんを助けて、お願いおとうさん」

タラ「おばあちゃん僕たちを忘れちゃうですー」

カツオ「とうさん!」

波平「諦めてなどおらん…当然じゃ、大事なかあさんじゃないか」

カツオ「だったら…」

波平「でもな、カツオ、止められないんじゃ」

カツオ「とうさん」

波平「かあさんを、いっぱい、笑顔にしよう、カツオ」

ワカメ「…おかあさんー」

波平「ワカメ、かあさんに、料理のことでもなんでも聞きなさい」

カツオ「…かあさん…」

波平「サザエ、カツオ、ワカメ」

波平「かあさんに、いっぱい、いっぱい、甘えなさい」

カツオ「とうさん…僕、やっぱりいやだよ…」

ワカメ「私も…悲しいわ、やだ、おかあさん…」

波平「左様、お前たちに納得してほしいなど思っとらん」

サザエ「とうさん」

波平「ワシは、お前たちに、かあさんと思い出をもっと作って欲しいんじゃ」

カツオ「でも、かあさんは忘れちゃう…そんなの、覚えてる僕たちが悲しいだけじゃないか」

波平「ばかもん!かあさんの分までお前たちが覚えておくんじゃ!」

ワカメ「私たちが?」

波平「なんでもないことでも、思い出そのものがかあさんなんじゃ、わかるか?」

波平「かあさんは…お前たちのことが本当に大切で大好きなのじゃ」

ワカメ「ひっく…」

波平「それはわかるじゃろう?」

カツオ「わかるよ…それくらい僕にだって」

波平「じゃから、かあさんとの思い出をいつまでも覚えておくということは」

波平「いつまでももかあさんの愛を覚えておける、思い出せるということなんじゃ」

サザエ「とうさん…」

波平「いいか、磯野家団結の時じゃ」

波平「かあさんを目一杯笑顔にするんじゃ、みんなでな」

×月○日

今日、とうさんがみんなに話した。ワカメもカツオも、泣いていた。

あの子たち、まだ幼いのに、それでも、一生懸命受け止めようとしていた。

もっと、もっと、かあさんに甘えて過ごしたらいいわ。

カツオもワカメもまだ小学生。中学高校って、かあさんに見せたかった。

かあさん、かあさん。お袋の味教えてね、かあさん。

かあさん。もっと「サザエ」って呼んでね、かあさん。

私の声、私のこと、いつまでも忘れないで欲しいよ、かあさん

×月○日

今日とうさんから、かあさんの病気のことを聞いた。

最近のかあさんはおっちょこちょいだなぁ、なんて思ってたけど…。

こんなことになるなら、イタズラなんてしなければ良かった。

僕は、今まで、かあさんをいっぱい困らせてた。ごめんなさい、かあさん。

今からじゃもう、遅いのかな。かあさん、僕いい子になるから、お願い。

かあさん僕のこと忘れないでよ。僕いい子になるから。お願いだよかあさん。

かあさん、僕、自慢の息子になるから。お願い。

×月○日

おとうさんから、おかあさんの病気のことを聞いた。なんでもっと早く教えてくれなかったのかしら

ゆっくり、いろんなこと忘れていく病気だなんて、ひどい病気だわ。

おかあさん、私、縫い物もご飯も、まだまだ全然できないのよ。

もっと、いろんなこと教えて欲しいよ、おかあさん。ねぇ、おかあさん。

私がお嫁にいくときも、相談乗って欲しいよおかあさん。

私の花嫁姿も、知らない人に見えちゃうの?ほんとに忘れちゃうの?

おかあさん、おかあさん、ずっと私のおかあさんでいてよ。

忘れないでよ、おかあさん、お願い、おかあさん

フネ「今日はみんな、静かですねぇ、おとうさん」

波平「宿題でもしとるのだろう、いいことだ」

フネ「あら、カツオもですかねぇ、ふふ」

波平「…なぁ、かあさんや」

フネ「はい?なんです、おとうさん」

波平「ワシは、かあさんに、いろいろ苦労をかけてきた」

フネ「なんですか、いきなり」

波平「かあさん、かあさんはワシと結婚して、一番嬉しかったことはなんだ?」

フネ「どうしたんですか、おとうさんったら、ふふ」

波平「…そうだな、すまん、聞くようなことじゃないな、こりゃ」

フネ「うふふ、おとうさん」

波平「ん?なんだ」

フネ「わたしは全部、嬉しかったですよ」

波平「かあさん…」

フネ「一番なんてありません、全部ですよ、おとうさん」

波平「そうか…かあさん、そうか…」

フネ「いやですよおとうさん、改まって聞くんですから」

波平「いや…かあさん、ありがとう…ありがとう」

波平「ワシと結婚してくれて…本当にありがとう」

フネ「わたしこそですよ、おとうさん、もらってくれてありがとうございます、うふふ」

フネ「サザエ、サザエ」

サザエ「はーい、どうしたの?かあさん」

フネ「このお料理は…どうやって作るんだったけねぇ…」

サザエ「かあさん…」

フネ「いやね、忘れちゃって、恥ずかしい」

サザエ「かあさん、うっかりくらい誰でもするわよ、一緒に作りましょう」

フネ「悪いわねぇ、サザエ」

サザエ「そんなのいいのよかあさん、気にしないで」

フネ「ありがとうね、サザエ」

フネ「ワカメ」

ワカメ「なぁにおかあさん」

フネ「…あら、なんだったかしら」

ワカメ「おかあさん忘れちゃったの?」

フネ「そうみたい、ふふ、恥ずかしいわ」

ワカメ「おかあさんったら、ふふ」

フネ「思い出したら言いますからね」

ワカメ「はぁい、おかあさん」

フネ「ん?」

ワカメ「おかあさん…おみそ汁、今日一緒に作りたい」

フネ「あら、まぁ、じゃあ一緒に作りましょう、ワカメ」

フネ「カツオー、カツオ」

カツオ「はぁい、呼んだ?かあさん」

フネ「中嶋くんが来てますよ」

カツオ「あ、いっけね」

フネ「野球に行くの?気をつけて行ってらっしゃい」

カツオ「はい、かあさん」

フネ「ふふふ」

カツオ「かあさん、帰ったら宿題ちゃんとするからね」

フネ「はいはい、わかりました」

カツオ「えへへ」

フネ「じゃあ、サッカー楽しんでいらっしゃいな、カツオ」

カツオ「…うん、行ってきます、かあさん」

ワカメ「おかあさーん」

フネ「あぁ、サザエ」

ワカメ「えっ…とあの…」

フネ「?サザエ?」

ワカメ「わたし…ワカメよ…」

フネ「あら、ワカメごめんね、名前間違えちゃうなんてね」

ワカメ「ううん、いいの」

フネ「やだわ、ほんと…ごめんね、サザエ」

ワカメ「えと、おかあさん、電話よ」

フネ「あぁ、はいはい」

ワカメ「おかあさん…」

サザエ「ワカメ、大丈夫?」

ワカメ「お姉ちゃん…ぐす…」

ガラッ

マスオ「ただいまー」

サザエ「おかえりなさい、マスオさん」

マスオ「かあさんの様子は…?」

サザエ「うん…あんまり…」

フネ「サザエ…?」

サザエ「あ、かあさん」

フネ「…?」

サザエ「えっ…」

マスオ「ただいまです、おかあさん」

フネ「あっ、おかえりなさい、マスオさん」

サザエ「…かあさん」

フネ「おとうさん、お茶はいかがですか」

波平「うむ、もらおうか」

フネ「はい」

波平「ありがとう、かあさん」

フネ「ふふふ」

波平「ん?なんだかあさん」

フネ「サザエにもワカメにもいい人が見つかるといいですねぇ」

波平「…そうだな」

フネ「ふふふ」

波平「かあさん、お茶、うまいな」

フネ「ふふ、ありがとうございます」

フネ「カツオーカツオー」

波平「かあさん!」

フネ「カツオーー」

サザエ「どうしたのかあさん!」

フネ「カツオーカツオーー」

カツオ「かあさん、僕ここにいるよ!かあさん!」

フネ「カツオー」

カツオ「かあさん!僕だよ!かあさん!かあさん!」

フネ「カツオ…」

カツオ「僕だよ、かあさんの息子、カツオだよ、ねぇかあさん…」

フネ「カツオ…ごめんね…かあさん、どうしちゃったのかしらねぇ…」

フネ「サザエ…」

サザエ「かあさん」

フネ「最近…わたし…変じゃないかねぇ…」

サザエ「えっ…」

フネ「もう、年だからねぇ…仕方ないのかね…」

サザエ「そんな…かあさん…」

フネ「ごめんねぇサザエ…」

サザエ「かあさん…」

フネ「サザエやみんなに苦労かけて…」

フネ「わたし、なにやってるのかしらね…」

フネ「ごめんねぇサザエ…ごめんね…」

サザエ「かあさん、苦労なんて…したことないわよ、かあさん…」

トントン

波平「ん、誰だ」

カツオ「とうさん…」

波平「カツオ…どうした」

カツオ「あのさ、とうさん、かあさんは…だんだん忘れてきてるよね」

波平「…だんだんとな」

カツオ「いつか、僕たちのこと、全部忘れちゃうんだよね」

波平「うむ…」

カツオ「ねぇとうさん、記憶って、なくなったらそれっきりなの?」

カツオ「もう思い出せないの?消えちゃうってこと?」

波平「ワシにもわからん…忘れていくということだけだ」

カツオ「…とうさん、人は死ぬとき、走馬灯を見るんでしょ」

波平「まぁ…事故の時などみると言うな」

カツオ「それってその人の人生の走馬灯なんでしょ?じゃあ、かあさんは?」

波平「…かあさん?」

カツオ「かあさんは、何を思い出して死んでいくの?」

波平「カツオ…」

カツオ「記憶がなくなるってことは、死ぬとき走馬灯もみれないの?」

カツオ「かあさんは死ぬとき、自分の人生をなにも思い出せないの?」

波平「カツオ…」

カツオ「かあさんはかあさんじゃなくなっちゃうの…?」

波平「…いや、かあさんはかあさんのままだ…」

カツオ「僕たちを忘れちゃっても?」

波平「左様、かあさんはかあさんだ」

カツオ「…じゃあ、かあさんは何か考えてるの?」

波平「どうだろうな…」

カツオ「忘れていくって、なんなんだろうね、とうさん」

波平「記憶をなくしても、かあさんの愛や優しさはかわらんよカツオ」

カツオ「…僕が知らない男の子になっても?」

ワカメ「…お兄ちゃん起きてる?」

カツオ「…起きてるよ」

ワカメ「お兄ちゃん、おかあさん、もうすぐなのかな」

カツオ「…なにが」

ワカメ「おかあさん…もうすぐ…いろんなこと…ぐす…」

カツオ「ワカメ…」

ワカメ「おかあさん、本当に私たちのこと忘れちゃうのかな…本当に?」

カツオ「僕も、忘れてほしくないよ…」

ワカメ「本当になの?私、まだ信じられないよ…おかあさん…」

カツオ「うん、かあさんまだ、覚えてくれてるしね…」

ワカメ「なんかね、お兄ちゃん、私、いろいろと不思議」

カツオ「不思議って?」

ワカメ「私にとってお兄ちゃんはお兄ちゃん、おかあさんはおかあさん」

ワカメ「それを思い出せなくなるなんて、想像できなくて…不思議」

カツオ「そうだね」

ワカメ「おかあさん…おとうさんのことも忘れていって…さみしくないしら…」

カツオ「僕たちが一緒にいるから、きっと大丈夫だよ」

ワカメ「でも、おかあさんの中では、誰もわからないんだよ?おにいちゃん」

ワカメ「誰もわからないなら、自分のこともわからないんじゃないかしら…」

カツオ「そうかもしれないけど、だから、僕らが一緒にいるんだよ」

ワカメ「…おかあさんはおかあさんじゃなくなって、誰になるのかしら」

カツオ「かあさんはかあさんだよ、とうさんも言ってたろ」

ワカメ「でも…かあさん…私をサザエって呼んだりしたわ…」

ワカメ「そのうち…私をワカメともサザエとも呼ばなくなって」

カツオ「ワカメ…」

ワカメ「おかあさん、私に買ってくれた洋服とかも、全部忘れちゃうのね」

カツオ「でも、忘れても、たぶんかあさんはまた買うよ、かあさんの優しさだから」

カツオ「僕のことがわからなくなっても、僕がケガしたら介抱してくれるし」

カツオ「僕が泣いてたら慰めてくれるし、お腹すいたら食べさせてくれる」

カツオ「そういうのは変わらないんだよ、ワカメ」

ワカメ「でも…さびしい…」

カツオ「さびしくてもだよ、ワカメ、僕たちが覚えているんだよ」

カツオ「記憶と絆はイコールじゃないだろ、絆はそのまんまだ、家族なんだから」

カツオ「ただちょっと…忘れちゃっただけなんだよ…かあさんは…」

ワカメ「おかあさん…」

カツオ「ちょっと…忘れちゃうから…僕たちがかあさんの頭のかわりなんだ…」

カツオ「それだけだよ、ワカメ、な?」

ワカメ「…うん、お兄ちゃん、ありがとう…」

カツオ「もう寝ようワカメ」

ワカメ「うん…おやすみ、お兄ちゃん」

カツオ「おやすみ」

カツオ「(かあさん…)」

カツオ「(かあさん、僕も本当は…さみしいよ、かあさん…)」

カツオ「かあさん…」

ワカメ「…?おにいちゃん…?」

カツオ「かあさん…う…かあ、さん…」

ワカメ「お、おにいちゃん…う…ひっく…」

カツオ「かあさん、かあさぁん…うあ…かあさぁあん」

ワカメ「お、おかあさぁん…おかあさぁあん…ひっく…」

フネ「サザエーカツオーワカメー」

サザエ「かあさん、どうしたの、夜中よ…」

フネ「…サザエー」

波平「何事だ…!?」

サザエ「とうさん、かあさんが…」

波平「どうしたかあさん、ワシじゃよ」

フネ「…?」

サザエ「かあさん…」

フネ「…カツオー」

波平「かあさん…かあさん…!」

フネ「…?…」

サザエ「かあさんっ…ひっく…」

ワカメ「…おかあさん…」

フネ「あらあら、こんにちわ」

ワカメ「…こんにちわ」

フネ「どうかしたの?」

ワカメ「あの、ね、テストで100点とれたの…」

フネ「まぁ、すごいわねぇ」

ワカメ「うん…あの、頭なでなでして?」

フネ「あら、うふふ、こんなおばあちゃんでいいの?」

ワカメ「うん…お願い」

フネ「はいはい」

ワカメ「…ありがとう…(おかあさん…)」

サザエ「入るわよー」

フネ「あら…」

サザエ「うふふ、ご飯よ」

フネ「まぁ…すみませんねぇ、ありがとうございます」

サザエ「まぁいいのいいの、さ、どうぞ」

フネ「本当においしそうだこと」

サザエ「…かあさんの好きなものよ…」

フネ「なにかおっしゃった?」

サザエ「いいえ…さぁ、たーんと食べて」

フネ「いただきます…まぁ、おいしいわ、ふふ」

サザエ「良かった…」

フネ「うふふ…」

サザエ「…かあさん…」

フネ「いつも悪いねぇ、サザエ」

サザエ「!…かあさん…?」

フネ「…?」

サザエ「かあさん…かあさん!」

フネ「あら…どうかしたの…?」

サザエ「かあさんっ…かえってきて…かえってきてよ、かあさん!」

フネ「かあさん…わたし…?」

サザエ「かあさん!サザエよ、かあさん!」

フネ「…まぁ…」

サザエ「かあさぁん…かあさん…私のかあさんよ…ひっく…」

フネ「あらあら…」 なでなで

カツオ「かあさん…」

フネ「すー…すー…」

カツオ「…かあさん、寝てる」

フネ「すー…すー…」

カツオ「…かあさんの手…柔らかいなぁ、しわしわだけど…」

カツオ「…かあさん…」

フネ「…ん…」

カツオ「あ、かあさん…」

フネ「あら…?僕、どこの子…?」

カツオ「えと…あ、遊びに来たんだ」

フネ「そう、ふふふ、ここにはおばあちゃんしかいないわよ」

カツオ「えへへ…あ、あのさ、僕とお話をしようよ」

フネ「えぇ」

カツオ「あ、あのね…僕くらいの年でおかあさん大好きって…変かなぁ」

フネ「いえいえ、まさか、ちっとも変じゃないですよ」

カツオ「そ、そうだよね!」

フネ「えぇ、もちろん、僕のおかあさんも嬉しいはずよ」

カツオ「…うん、あの、僕カツオって言うんです」

フネ「そう、カツオくんていうの、いい息子さんね」

カツオ「僕…もっといい子になりたいんだ、もっと、もっと」

フネ「もうカツオくんは十分いい子ですよ、まっすぐにおかあさん大好きって言うんですから」

カツオ「…ありがとう(…かあさん)」

マスオ「タラちゃん」

タラ「なんですかパパー」

マスオ「タラちゃんは…おばあちゃんと…その…さみしくないかい?」

タラ「さみしくないかいでーす」

マスオ「た、タラちゃん!?」

タラ「おじいちゃん言ってたですー、僕たちが覚えてたら大丈夫って」

タラ「僕たちが覚えてたら、いつでもおばあちゃんに会えるですー」

タラ「だから、おばあちゃんと僕はずーっと一緒ですー」

マスオ「タラちゃん…」

タラ「どうしてパパが泣くですかー?」

マスオ「いやタラちゃん…、その通りだね、ずっとおばあちゃんとみんなは一緒だね…」

タラ「当然でーす」

波平「よっこいしょ…」

フネ「あら…」

波平「…かあさんや…」

フネ「…?」

波平「…いや、なんでもないですよ」

フネ「そうですか、ふふ」

波平「綺麗な月ですなぁ」

フネ「ほんと、綺麗ですねぇ」

波平「あなたと見るからでしょうなぁ」

フネ「いやですわ、そんな…」

波平「いやいや、本当です」

フネ「まぁ、もう…ふふ」

波平「昔の話なんですがね、気立てのいい女性がいて、すぐ好きになりましてね」

フネ「まぁ、そうなんですか」

波平「その女性とも、よく、こうして月を見とったんですわ」

フネ「あらあら、ふふ」

波平「贅沢させてもやれんのに、飽きることなく月をにこにこ眺めてってですな」

フネ「うふふ」

波平「その横顔が綺麗でなぁ、私は飽きることなくその横顔を眺めとったのです」

フネ「まぁ、ロマンチックですね、ふふ」

波平「お恥ずかしい」

フネ「素敵なお二人ですね」

波平「ワシはどうだったか知りませんが、あれは素敵な女性だったんですわ」

フネ「あなたも素敵ですよ、そんなロマンチックなお話を聞かせてくれたんですもの」

波平「…かあさん…」

フネ「はい?なにか?」

波平「いえ…それにしても綺麗ですなぁ」

フネ「そうですねぇ」

波平「あなたと見るから綺麗なんですな」

フネ「あら、またおっしゃって…ふふ」

波平「ワシも、全部全部嬉しかったんですわ」

波平「一番なんてない、全部嬉しかったんです」

波平「一番があるとしたら、かあさんだけじゃった」

フネ「ふふ、そうなんですねぇ、うふふ」

サザエ「もしもーし」

フネ「あら…」

サザエ「お外で写真とりましょう」

フネ「写真…?」

ワカメ「うん、写真!お願い、一緒にとりたいの」

フネ「まぁ、わたしと?」

カツオ「かあさ…うん、是非一緒にとりたいんだ」

波平「ワシからもお願いします」

フネ「えぇ…こんなおばあちゃんとでいいなら…ふふ」

ワカメ「やったぁ!」

カツオ「やったね!一緒に外に行こうよ」

ワカメ「あ、ずるいおにいちゃん、私も手つなぐ!」

フネ「はいはい…うふふ」

サザエ「…とうさん」

波平「ん?なんだサザエ」

サザエ「…ここ最近、かあさんはもう、チラッとも私たちを思い出さないわ」

波平「そうか…」

サザエ「今までの、時々戻る瞬間が奇跡だったのね」

波平「左様…変わらんのになぁ」

サザエ「なにが?」

波平「かあさんだよ、ほら、見なさい」

波平「笑う顔も声も、やっぱりかあさんだなぁ」

カツオ「姉さん早くー」

ワカメ「そうよ、早くー」

サザエ「わかったわよー」

波平「まったく…」

サザエ「はーい、みんな寄ってー」

フネ「ふふふ」

サザエ「あと、みんな笑うのよ~、いい笑顔でね!」

カツオ「…えへへ」

ワカメ「…えへ」

波平「うむ…」

サザエ「とうさんちゃんと笑って」

波平「そうは言ってもだな…慣れてないものは…」

フネ「うふふ」

サザエ「あ、そうよー、かあさん良い笑顔よー」

サザエ「(あっ)」

カツオ「(かあさん…)ぐす」

ワカメ「(おかあさん…)ひく…」

波平「(カツオ…ワカメ…)」

サザエ「ちょっとー何て顔してるのよ、ワカメとカツオ」

サザエ「もっと…ちゃんと笑いなさいよ…ひく」

波平「ばかもん、泣く奴があるか、ちゃんと…」

フネ「そうですよ、サザエ」

サザエ「!!!!!かあさん!!?」

フネ「しっかりしなさい、サザエ、あなたが家を守るんですよ」

カツオ「かあさん!!!??」

ワカメ「おかあさん!!!??」

フネ「カツオ、のびのびと生きなさい、ワカメもやりたいことをしなさい」

波平「か…かあさん…!!!??」

フネ「おとうさん…幸せを教えてくれてありがとうございます」

波平「かあさん…!!!」

フネ「みんなの気持ちは届いてますよ、本当にありがとうね」

サザエ「かあさぁあん!」

カツオ「かぁさん!」

ワカメ「おかあさぁん!」

フネ「あらあら…ふふ…」ぎゅっ…

波平「かあさん…ワシは…ワシは…」

フネ「…」

フネ「あら、どうかされたんですか?」

波平「…かあさん…」

サザエ「え…かあさん?」

フネ「まぁ、みんな泣いて…どうしたんです?」

カツオ「…もう、終わり…?」

フネ「…?」

ワカメ「ひっく…おかあさん…」

波平「かあさん…」ぎゅっ

フネ「えっ、あ、あの…」オロオロ

カツオ「あっとうさん…だめだ」

サザエ「しっ、いいのよ」

フネ「あ、あの…」

波平「かあさん、届いとるぞ!ワシらにもちゃんと!」

波平「かあさんの気持ち、ちゃんと届いとるぞ!だから安心しなさい!」

フネ「…」

波平「だから…だから…」

フネ「あら…まぁ、どうしましょう、皆さんのがうつってしまったみたい」

フネ「ふふ、なんでかしらね、こんなおばあちゃんが泣くなんて、変よね、ふふ」

カツオ「…全然変じゃないよ…かあさん…」

フネ「うふふ…おかしいわねぇ」

…ふわふわする。どうしてかしら。

いつもにこにこしてくれて、一緒にいてくれる人達がいて…

とっても優しくしてくれて、うふふ、とってもふわふわする。

あったかいわ、なんだかとっても、あったかい気持ち。

そう、お月さまを見てるみたいな。

誰かしら。優しい人達。教えてもらった気がする。

あぁ、そう、愛と幸せと…家族……

かぞく………

 

フネ「うふふ」

 

 

 

終わり


引用終わり

 

誰の目線で読むかで変わってきますが、考えさせられるぜ

 

後悔はしたくないね(*´・ω・)(・ω・`*)

 


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8 Responses to “波平「母さーん!飯はまだかー?」フネ「さっき食べたでしょ」”

  1. 匿名 より:

    ご自分で介護された方が良いのでは。
    どんなに素晴らしい施設に入れようとも
    親は子供と一緒が一番。
    事情はわかりませんがそんな風に思いました。

  2. 鏡係長 より:

    前半位しか読んでませんがwちょうどこないだ施設の方に言うたんすよ。認知症に対するスキルや知識は義務教育レベルで必要だと思うと。施設の人は商売やからか??みたいな顔してましたけどほとんどの方が当事者になったら慌てて当然なると思います、あせりますと。簡単に自宅介護できるとか生易しいもんじゃないです。DVしたりイラついてトレードに影響が出たりして当然と思います。今は初期の段階だと思いますし今の時間を大事にしてほしいとな思いました。

  3. なかなか より:

    コメント失礼します。
    本当に誰の目線で見るかで変わってくると思います。
    誤解を恐れずに言えば、ご自身にとって一番良い選択をなさってください。
    わたしは、家族に介護が必要なものがいましたが、なかなかに大変でした。なので当事者でなければわからないことも沢山あると思います。
    ご自身で決めるしかないですよね。ほんとに後悔はしたくないですものね。
    なかなかお力にはなれませんが、応援だけはさせていただきたいです。
    長文失礼いたしました。

  4. ふーちゃん より:

    自分も同じぐらいの母がいます。
    確かD-SKさんのプロフィールだと自分と同じ年くらいだったので、同世代だと思われます。
    やはり、もうしばらく重い糖尿を患ってます。
    たまに帰ってもお袋の味が全然変わってしまいました。
    寂しいのですが、元気なのが救いです。
    色々考えさせられました。
    ありがとうございました。

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